門外不出(もんがいふしゅつ)
「門外不出(Mongaifushutsu)」シリーズは、「地産地消、栃木の地酒」をコンセプトに始まったブランドです。
門外不出ブランドは、昭和後期から平成初期にかけて量から質へ転換を図る中で、
「少量生産の高品質なお酒をまずは地元の方へ、地産地消につなげたい」という想いから誕生しました。
今では当蔵の代表銘柄となっており、現在でも9割以上が栃木県内で消費されている銘柄になります。
近年ではありがたいことに、国内外含め数多くの鑑評会で受賞を頂けるまでになりました。
内陸に位置し、食と農が豊かな栃木県の食文化に適した濃醇旨口タイプの食中酒として、「門外不出」を造り続けて参りました。
愛米魅 I MY ME(アイマイミー)
「愛米魅 I MY ME(アイマイミー)」シリーズは、日本初の古代米100%純米酒「愛米魅 I MY ME 金の純米酒」を核とした、古代米ワイン(Ancient Rice Wine)・リキュールシリーズです。
『愛米魅 I MY ME 金の純米酒』とは、酒造り専用のお米(酒造好適米)をあえて使用せず、「赤米」と「緑米」だけを使った日本初の純米酒です。
古代米100%純米酒に最もふさわしい醸造方法を見出すまでに、試行錯誤は10数年にわたっています。
日本酒の新領域、「古代米ワイン(Ancient Rice Wine)」の誕生を自負し、この個性的な古代米純米酒ベースの梅酒、ゆず酒、いちご酒等のリキュールをラインナップしています。
ILLUMINA(イルミナ)
ILLUMINA(イルミナ)シリーズは、日本初・世界初となる、「LED色光照射発酵酒」のシリーズです。
※ILLUMINAはラテン語で「光に照らされたもの」の意。(商標登録済)
日本酒醸造で最も長い工程となる、醪(もろみ)の発酵期間において、
24時間LED光を当て続け、新たに光による微生物への影響を取り入れました。
日本酒業界における発酵の管理方法について、全く新たな方法論を試みるシリーズです。
西堀 Pensées(パンセ)
「西堀 Pensées(パンセ)」シリーズは、各商品で設定する哲学的概念(Philosophical Concept)について、
毎年造り手が解釈するイメージをもとに設計・醸造します。
酒造りは、哲学や芸術の世界と同じく「解なき探究」そのものです。
造り手の探究プロセスそのものを具現化したシリーズになります。
各種類のテーマをもとに提示される、「暫定解・テクスト」を自由にお楽しみ下さい。
あなたの嗜好の探究を思索とともにどうぞ。
※パンセ(Pensées)は、フランス語で「思考」の意。
※一般に、パンセ(Pensées)の語はフランスの哲学者ブレーズ・パスカル(Blaise Pascal)の遺稿集の題で知られる。
西堀(にしぼり)
「西堀(Nishibori)」シリーズは、「米の特徴を最大限引き出した個性的な酒」というコンセプトのもと、醸すお酒です。
全国各地には、その気候・風土に適した良い酒米が多々あります。
地元である栃木県産の酒造好適米のみならず、全国各地の優良な酒造好適米を使用し、米由来の味の違い、独特の個性を引出す醸造設計によって、明瞭な違いを飲み比べいただくことが出来るシリーズです。
西堀シリーズでは、同一品種・同一規格の酒米を100%使用していることに加え、麹米の比率も25%弱と業界平均よりも高い贅沢な造りをしています。
そのため、酒米ごとの味わいが存分に引き出され、各商品ごとに非常に個性のある味わいを実現しています。
このようなコンセプトゆえ、仕込みタンク毎に全く異なる酒を造っており、少量仕込みの生産形態を採っております。
若盛(わかざかり)
「若盛(わかざかり)」シリーズは、昭和をメインに当蔵の代表銘柄であった最も永い歴史の銘柄です。
「飲んでいただく方が若々しく盛るように」との想いを込めて名付けられました。
昭和期は、この「若盛(わかざかり)」を代表銘柄として、栃木県をはじめ広域に展開を開始していきました。
※高度経済成長時代には約3,000石(一升瓶で30万本)程度を現在の仕込蔵で生産
現在も、主に地元を中心として祭事や鏡開きなどにもご利用頂いており、地域の地酒として永らく愛されているブランドです。
粕取焼酎・米焼酎
酒粕(吟醸粕)を蒸留する粕取焼酎や、酒米の米糠を使用した米焼酎など、日本酒蔵でしか造ることのできない焼酎を製造しています。
粕取焼酎は、木製の蒸し器(せいろ)を使用した、伝統手法の常圧蒸留を行っています。
常圧で単式蒸留のため、少量しか抽出できない珍しい焼酎です。
酒造りの工程で産出される米糠をベースに、発酵・丁寧に蒸留させて造る本格米焼酎も日本酒に近いまろやかな焼酎となります。
スピリッツ・ウイスキー
西堀酒造敷地内「日光街道 小山蒸溜所」にて、スピリッツ・ウイスキーを製造しています。
日本酒造りでも使用する蔵の井戸から湧き出す日光山系の自然伏流水の水質を活かし、國酒・日本酒を醸している酒蔵ならではの発酵技術を基に、国産蒸留酒の製造に取り組んでおります。
穀類を原料とするホワイトスピリッツには米粉を使用し、モルトウイスキー製造では清酒酵母を使用。
改造した国産蒸留器によって常圧/減圧を組み合わせるなど、独自の風味を目指しています。